効率化を求めるあまりITとAIが多用されています。顧客からすれば便利だし、わかりやすいことは確かなのです。しかし、労働する側は機械に使われているという意識があるのかないのか、画面の指示に従うという流れがより強くなってきています。これでは熟練という言葉は不必要になります。皆さんの給与は熟練度を不必要とするので一律いくらでもよいわけです。3年働いても5年働いても同じ時給や標準給与体系にしかなりません。
何が起きるか、といえば中間層の没落です。明らかに機械を使う人か機械に使われる人に分類される時代がやってきたということでしょう。やりがいがある仕事ではなく、自分の時間を提供することで報酬をもらう色合いがより強まるのです。少なくともこれをお読みの方は機械を使う方に残ってもらいたいと思います。
では今日はこのぐらいで。
編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2025年1月26日の記事より転載させていただきました。