いったん顧客リストが集まり、メルマガを配信できるようになればあなたのことを忘れずにいてもらえますし、セミナーの集客をすることもできるようになります。
セミナーは今後の士業にとって極めて重要な営業手法ですが、ブログやソーシャルメディアなど「誰かが興味を持たない限りは見てくれない」媒体では集客するのは難しいといえます。正直、私もブログだけで何十名も集客するのは不可能です。私自身、100人を超えるセミナーの企画もしますが、メルマガがなければ定員の半分も集められないでしょう。そのくらいメルマガは重要なツールなのです。
この重要性に気づいたら、これまで名刺交換した人たちの名簿やこれまでのお客様の名簿をしっかり整理して、メールマガジンを送れる体制を作り出してください。そして、アナログにインターネットに顧客リストを集める仕組みを作り出すことです。
1年後、あなたが必死になって新しく500名以上の顧客リストが取れた場合、おそらく10から20名程度のセミナー集客は簡単でしょう。さらにこれが1,000名、2,000名となれば、30名、40名を超える規模のセミナーも十分集客できるようになります。
仮に、もしあなたがこういった顧客リストの整理・収集をしなければ、来年になっても再来年になっても、「お客様をどうつかまえるか」「どのようにして売上を伸ばすか」と悩むでしょう。
今からでも遅くはありません。顧客リストの収集とメルマガの配信をぜひ始めてみてください。
■
横須賀 輝尚 パワーコンテンツジャパン(株)代表取締役 特定行政書士 1979年、埼玉県行田市生まれ。専修大学法学部在学中に行政書士資格に合格。2003年、23歳で行政書士事務所を開設・独立。2007年、士業向けの経営スクール『経営天才塾』(現:LEGAL BACKS)をスタートさせ創設以来全国のべ1,700人以上が参加。著書に『資格起業家になる! 成功する「超高収益ビジネスモデル」のつくり方』(日本実業出版社)、『お母さん、明日からぼくの会社はなくなります』(角川フォレスタ)、『士業を極める技術』(日本能率協会マネジメントセンター)、他多数。 会社を救うプロ士業 会社を潰すダメ士業 | 横須賀輝尚