なぜ、ここまで断言できるのかというと、ブログやフェイスブックやツイッターなど他のITツールとはまったく違う一面をメルマガが持っているからです。
その違う一面とは、「メルマガだけは唯一、自分の都合で相手のメールボックスあてに情報発信ができる」というものです。ブログを更新しても、ツイッターでつぶやいたとしても、「相手が興味を持って見たい、読みたい」と思ってくれない限りは見てもらえません。
これに対して、メルマガは相手のメールボックスまでたどり着いてあなたのことを知らせてくれます。よくよく考えると大胆なことなのですが、こういった行為が可能になるのはメルマガだけなのです。
顧客リストの重要性について知っておこう成功する士業と成功できない士業の違いを挙げよ、といわれるとそこにはさまざまな要因があるのですが、そのひとつに顧客リストの重要性について知っているかどうか、というものがあります。言い換えると、成功している士業はこの顧客リストの重要性についてしっかり理解しているということです。
顧客リストがあることによって、メルマガを出すことができます(あるいはニュースレターという場合もあります)。こうすることによって、「今すぐにお客様にならない人」をつないでおくことができるのです。このように顧客リストを集め、いつでも情報発信できる状態にしておくのが成功の分かれ目になります。
ここで、さらにわかりやすくするために、事例を挙げましょう。
たとえばアナログ営業で成功するパターンは、名刺交換した人、これまでのお客様の顧客リストを管理し、1ヶ月に一度ニュースレターを出します。これが「つながり」です。今顧問税理士がいる会社も顧問契約はすぐに解消できないけれど、来期からは税理士を変えたいと思っている場合もあります。それまでの「つながり」をこの顧客リストでつくります。
単発系の士業でも同じです。今は必要ない司法書士への登記依頼や行政書士への許認可依頼なども、いつかは依頼する可能性があります。それまで「つながり」を持たせることができるのが、顧客リストなのです。
名簿の整理から、毎年何名のリストが増やせるかが成否の鍵