もう1人の2位タイには同じく千葉からDF鳥海晃司がランクイン。千葉の下部組織でプレーしていた鳥海は、明治大学を経て2018年から念願のトップチーム加入を果たす。対人の強さはもちろん、カバーリングやビルドアップ能力の高さを評価され2021シーズンよりセレッソ大阪へ移籍。C大阪では国際舞台であるAFCアジアチャンピオンズリーグを経験するなど、在籍した3シーズンで113試合出場3ゴール1アシストを記録している。2025シーズンは5年ぶりに復帰した千葉でプレーする。
鳥海は千葉の公式サイトで「次の目標はJ1でプレーする事よりも、J2で15年苦しむ、愛するクラブをJ1に戻したい。自分がJ1に上げてこのステージに戻ってきたらいいんだと、サッカー人生を賭けて、覚悟を決めて戻って来ました」とコメントしている。J1のC大阪で得た経験をもとに千葉を牽引し、2009年以来16年ぶりのJ1昇格へチームを導けるか注目したい。
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1位:MFエメルソン(V・ファーレン長崎)
- 市場価格:900k€(約1億4,400万円)
- 前所属クラブ:FK RFS(ラトビア1部)
- 昨季成績:公式戦28試合出場5ゴール
栄えある1位にはラトビア1部の強豪FK RFSからV・ファーレン長崎に完全移籍したブラジル人MFエメルソンが輝いた。現在25歳のエメルソンは、RFSに所属した5シーズンで公式戦176試合出場53ゴール7アシストを記録するなど同チームの歴代最多得点保持者で、UEFAチャンピオンズリーグ予選やUEFAヨーロッパリーグ予選にも出場を果たしていた。本職は左ウィングだがトップの位置を務めることもできる。
身長174cmと上背はないもののエネルギッシュな走力を持っており、攻守においてハードワークすることが出来る。そのためDFとしては彼に助けられるシーンも数多くあった。長崎の左サイドを活性化させる活躍に期待したい。
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