第4位にはFW豊川雄太がランクイン。2022シーズンに京都サンガのJ1残留に貢献した豊川は、2017/18シーズンにも当時所属していたベルギー1部のKASオイペンで奇跡的な活躍を見せている。リーグ最下位で迎えた最終節、途中出場からハットトリックを決め3ゴール1アシストと躍動し、降格危機に瀕していたチームを見事残留へと導いた。

現在30歳の豊川は2013年に熊本県立大津高校を卒業後、同校で同期のDF植田直通と共に鹿島アントラーズへ入団。2016年から2シーズンはレンタル移籍したファジアーノ岡山(当時J2)で、持ち前の推進力や抜群のシュートセンスを武器に得点を量産し、国内外のクラブから関心が向けられた。2018年にはベルギーのオイペンへ移籍し勝負強さを発揮。その後、セレッソ大阪、京都サンガを経て2025シーズンからJ2に昇格した大宮アルディージャに加入した。大宮の長澤徹監督とは2017年まで岡山時代を共にしており、久し振りの再タッグも楽しみだ。

デリキ(アトレチコ・ゴイアニエンセ所属時)写真:Getty Images

2位タイ:FWデリキ(ジェフユナイテッド千葉)

  • 市場価格:800k€(約1億2,800万円)
  • 前所属クラブ:アトレチコ・ゴイアニエンセ(ブラジル1部)
  • 昨季成績:公式戦28試合3ゴール1アシスト

ブラジルのシャペコ・エンセやグアラニ、ウクライナのメタリストでもプレーした実績を持つFWデリキが2位タイにランクイン。2025シーズンからジェフユナイテッド千葉へレンタル移籍で加入した。

身長185cmの左利きアタッカーで、ボールキープ能力が非常に高くタメを作ることが出来る。今冬に千葉からベルギー1部のシント=トロイデンVVへ期限付きで移籍したFW小森飛絢のような点取り屋タイプではなく、周りを活かしてチームの攻撃を活性化できる印象がある。キャリアで最も得点に関与した2023シーズンのグアラニ(ブラジル2部)時代にはリーグ戦34試合10ゴール1アシストを記録している。


鳥海晃司(セレッソ大阪所属時)写真:Getty Images

2位タイ:DF鳥海晃司(ジェフユナイテッド千葉)

  • 市場価格:800k€(約1億2,800万円)
  • 前所属クラブ:セレッソ大阪
  • 昨季成績:公式戦28試合出場5ゴール