例えばそれらを具現化するには例えば先日カドカワを買収したソニーのように巨大メディアが地上波部門として運営した方がずっと理にかなっていると思います。仮にソニーなら不動産事業には興味を持たず、メディア事業の一本勝負ができるでしょう。(そうなれば会社分割ということになります。)こういうきっかけが他の地上波メディアにも影響を及ぼすことになるとみています。

事実、TBSやテレ東など他の地上波メディアでも社内調査を開始しています。他社も同様の社内調査が続くと思います。

皆さんが地上波を見ていておかしいと思うことはありませんか?どのチャンネルも同じような番組を同じような時間にやっているのです。差別化があまりできていないのです。昔はテレビは日々の娯楽として1択だったので他社と同様という姿勢でもよかったでしょう。でも現代では地上波放送は5択、10拓の1つでしかないのです。

ある意味、今回のフジテレビの試練はようやくそのきっかけが生まれたか、という点でメディア全体にとっては好都合だと思います。どう変わるのかわかりませんが、私は期待しています。

では今日はこのぐらいで。

編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2025年1月23日の記事より転載させていただきました。