ついにインバウンドの2023年の消費額が8兆円となったことが発表されました。1人当たりの消費額は23.7万円
日本の個人消費が280兆円くらいだから、3%くらいにあたる。インバウンドが無ければ2023年のGDP成長率は先進国で唯一0になるところだった。
個人消費が弱い中、インバウンド需要と輸出によって何とか支えられているのが、今の日本経済だろう。インバインド需要は2023年の実質GDP成長率を+0.8%押し上げたと推定される。また2024年の成長率を+0.6%押し上げると予想する。インバウンド需要がなければ、2023年の成長率は半分程度にとどまった計算であり、2024年の成長率は0%前後になると見込まれる。
野村総研レポート
インバウンドというと爆買いに来ていたやかましい中国人という印象が強いのだが、2024年のJNTO推計値では
1位 韓国 8,827,800 2位 中国 6,981,200 3位 台湾 6,044,400 4位 米国 2,724,600 5位 香港 2,683,500
となっており、中国語(といっても同じではないが)を喋るから中国人ではない。台湾と香港を合わせた方が中国本土よりずっと多いのである。
中国はバブル崩壊で景気も悪いのだが、聞いた話では中国の本土の人は
●日本は話のネタに1回行った ●過去には爆買いしたがここ数年で中国製の家電が良くなってもう買わなくて良い ●日本はそれほど好きでもないのでもう行かなくてもいい
という感じらしく、14億人いるからそれでも来る人はいるが、コロナ前みたいに軍団で来るというのはもうないのではということだ。
スキー場に見るインバウンドの国別の違い今年のシーズンはすでに10日ほど越後湯沢周辺でスノーボードをしているが、気づいた点。
ニセコ、白馬は欧米人も多いが越後湯沢は10%くらいしかいないように見える。アジアと南米、そして中東が目立つ。