MF前の流出は間違いなく痛手だが、新たなチームの心臓となるに足る選手を複数得られたことも事実であることから評価を「B」とした。


藤本一輝(町田ゼルビア所属時)写真:Getty Images

FW(フォワード):評価B

IN

  • サニブラウン・アブデル・ハナン(ユースからトップ昇格)
  • 前田一翔(ユースからトップ昇格)
  • 藤本一輝(町田ゼルビアより完全移籍)

OUT

  • 鶴野怜樹(愛媛FCへ期限付き移籍)
  • 佐藤凌我(ジュビロ磐田へ完全移籍)

攻撃陣には新たな武器が加わる。昨季より町田ゼルビアへ加入し、途中出場も多いながら36試合と多くのゲームに絡み3ゴール3アシストと活躍した藤本一輝を獲得。敵陣深くまで抉っていくドルブルやスピードを活かした背後への飛び出しが持ち味で180cmと高さもあることから、現在所属する攻撃陣とはまた違った特徴のある選手と言えよう。

その一方で、残念ながら流出してしまった選手もいる。2023シーズンに加入し、昨季は21試合に出場して2ゴールをマークした佐藤凌我がジュビロ磐田へと移籍。

前線の選手では、昨季期限付きで加入したシャハブ・ザヘディが完全移籍となったことで、佐藤の流出こそあったものの主力の流出阻止は成功といっていい。そこに町田より高さ、速さ、突破力を持つ藤本が加わることで、さらに相手チームにとって脅威の攻撃陣が形成されるだろうことから評価を「B」とした。