主に右サイドバックとしてプレーする濃野だが、大津高校時代にはFWとして攻撃力の高さを武器に前線でアタッカーとして活躍していた。その後、関西学院大学時代にサイドバックへコンバートされると、持ち前のスピードとハードワークを活かし積極的な攻撃参加で実力を発揮。元々FWの選手ということもあり、攻撃面でのセンスは一級品。さらにサイドバックとしては179cmの長身で競り合いでの強さも持ち合わせている。

昨年終盤は半月板損傷による怪我で戦列を離脱しており復帰が待ち望まれる。これまで世代別日本代表などの経験はないが、今まで以上に活躍できれば日本代表への道もそう遠くはないだろう。


南野遥海 写真:Getty Images

南野遥海(20歳)ガンバ大阪

ガンバ大阪の下部組織から2023年にトップチームへと昇格したFW南野遥海は、同年にJ3のテゲバジャーロ宮崎、翌2024年はJ2の栃木SCに期限付きで加入。今年は2年ぶりにG大阪へ復帰し、新たなアタッカーとして大きな期待が掛かっている。

昨年在籍した栃木では、中心選手として35試合に出場。チームはJ3へ降格という結果に終わるも、南野自身は7ゴールという結果を残しチーム内得点王となる活躍を見せた。J2やJ3でプレーした2年間で73試合17得点と、プロとしてしっかり通用する力を見せた南野。Jクラブの中でもレベルが高いと言われるG大阪ユース出身ということもありその実力は確かだ。

武者修行を終え再びJ1の舞台へ挑戦する南野。強力なアタッカーが多く在籍しているチームで、出場機会を得て実力を十分に発揮してくれることだろう。


ほかにも多くの若手選手がプレーする2025シーズンのJ1リーグ。果たして今年はどんなニューヒーローが誕生するのか注目したい。