2024シーズンの京都の在籍選手平均年齢は26歳。これは東京ヴェルディの25.3歳に次ぐリーグ2位の若さである。キャプテンの川﨑颯太(23歳)など若手にも積極的にチャンスを与える曺貴裁監督の下、2年目も出場機会を得ることができるか注目したい。

佐藤龍之介(FC東京所属時)写真:Getty Images

佐藤龍之介(18歳)ファジアーノ岡山

2023年にFC東京の下部組織から16歳という若さでプロ契約をしたMF佐藤龍之介。2種登録時の2023年3月に16歳4ヶ月20日でYBCルヴァンカップのセレッソ大阪戦にスタメン出場し、FC東京のチーム最年少スタメン記録を更新した。

ユース時代は日本クラブユースサッカー選手権で全国制覇に貢献するなどの活躍を見せており、世代別日本代表としてもプレー経験がある。2024年にはパリ五輪を戦う日本代表メンバーに帯同、次回ロス五輪世代の中心としても期待されている選手の1人だ。

FC東京でのリーグ戦出場はこれまで3試合に留まっているが、2025年はJ1初昇格のファジアーノ岡山へ育成型期限付き移籍となっており、下部組織から長年プレーした東京を離れ新たな環境での挑戦をスタートさせる。今年J1での結果を求められる岡山にとって、実力ある若い佐藤の存在は大きな戦力になるだろう。各年代で世代別代表としてプレーしてきた佐藤。新天地でチームを勝利に導く活躍に期待したい。


濃野公人 写真:Getty Images

濃野公人(22歳)鹿島アントラーズ

関西学院大学から鹿島アントラーズに加入したDF濃野公人。2024シーズンはプロ1年目ながらJ1で31試合に出場しサイドバックで9得点を挙げる活躍でJリーグベストイレブンに選ばれた。大卒ルーキーでの選出は、MF三笘薫(ブライトン・アンド・ホーブ・アルビオン)以来4年ぶりの快挙である。