明治安田Jリーグは2025シーズン開幕まで約1ヶ月となり、各クラブから新戦力や新体制の発表が続々と行われている。さらにオフシーズンには若い選手の海外移籍などもあり、今やJリーグの若手は世界からも注目を浴びている。
ここでは、22歳以下で海外クラブでのプレー経験や日本代表(世代別代表を除く)への招集経験がない若手選手の中から、2025シーズンにJ1で活躍が期待される5名をピックアップ。果たして彼らは新シーズンを盛り上げることができるだろうか。
大迫塁(20歳)セレッソ大阪
1人目はセレッソ大阪のMF大迫塁。神村学園高校から2023年にC大阪へ入団し、昨年はいわきFCへ育成型期限付き移籍。J2リーグで14試合に出場し1ゴールを挙げている。
神村学園時代は、FW福田師王(ドイツ1部ボルシアMG)やDF吉永夢希(ベルギー1部KRCヘンク)などと共に第101回全国高校サッカー選手権大会でチームをベスト4に導く活躍を見せており、左足から放たれるキックの精度は目を見張るものがある。
J2での武者修行を終えC大阪に復帰する2025年、いわきでの経験を糧にJ1の舞台でも輝きを見せてくれることだろう。
安齋悠人(19歳)京都サンガ
福島県の尚志高校から2024年に京都サンガへ入団したMF安齋悠人。J1開幕戦となった柏レイソルとのアウェー戦で後半終了間際に投入されJリーグ初出場を果たすと、アディショナルタイムにはセットプレーのこぼれ球を押し込みデビュー戦でプロ初ゴールも記録した。
その後も高卒ルーキーながらベンチ入りを続け、第6節のガンバ大阪戦ではプロ初スタメンを飾るなど2024シーズンは8試合に出場。シーズン中盤以降はベンチ外となることもあったが、初年度にして初スタメン、初ゴールを挙げた実績は評価できる。