災害への備えとして「ローリングストック」はいかがですか?
災害への備えとして「ローリングストック」という仕組みが近年はあります。
まだ普及率こそ低いものの、取り掛かりやすい備蓄方法になっていますよ。
「ローリングストック」とは
ローリングストックとは、日常的に使う食品や消耗品を少し多めに備蓄し、消費した分だけ定期的に買い足していくことで、常に一定量の備蓄(ストック)しておく方法です。
調味料やトイレットペーパーを予備として多めに買っておくこととは別ものとなります。
非常用の乾パンや賞味期限が年単位の缶詰といった、『非常食』を備蓄しておくことともまた異なります。
あくまで、『日常的』に利用している食品や日用品を、非常時にも乗り切れる分だけ常にストックしておきながらも、生活の中で消費し、消費した分だけ買い足していくことであるため、より手軽で無駄がない方法となります。
「ローリングストック」のメリット
メリット①
食品の量や賞味期限が自然に把握でき管理が楽。
一般的な非常食では、買ったはいいものの賞味期限まで全く触れずにいつの間にか切れていたということが起こりやすいですが、定期的に新しいものと入れ替えることで賞味期限が更新されるため、食品ロスを軽減できます。
メリット②
災害時でも普段の食事に近い食品が食べられる。
日頃からスーパーで買っている慣れ親しんだ食材をストックしておくローリングストック。
非常時でもいつもの食事に近いものが食べられるというのは、緊張状態ともなる被災時でも安心できるポイントとなります。
メリット③
お財布に優しく、手軽にできる。
賞味期限が年単位のものや非常食は金額的にも割高になりますし、わざわざ災害のために買うという心理的負担もあります。
しかし、日頃から使えるものであれば無駄もないですし、お財布にも優しい手段となります。