赤ちゃんガニは大人の指先に乗っかるくらいのサイズしかありませんでしたが、一丁前にトゲトゲのスパイクを全身に生やしていました。

調査員はその姿を以下のキャプション付きでXにポストしています。

「これは世界で一番可愛くて、一番トゲがあって、一番小さいカニです!(誇張表現なので、正確には保証できませんが)

このカニはメキシコ湾での作業中に見つかりました。この作業では実験室での飼育や繁殖に利用するために、中深層や深海のサンゴ種のサンプルを採取していました」

チームが調べたところ、この赤ちゃんガニはタラバガニ科の一種である「アガシイバラガニ(学名:Neolithodes agassizii)」の幼体であることが特定されました。

アガシイバラガニは主に、中南米近海の水深200〜2000メートル付近の深海底に生息しているとされます。

では、この小さなアガシイバラガニの赤ちゃんはどのような成長プロセスを辿って、最終的にどんな見た目に変貌するのでしょうか?

まるでポケモンみたいなタラバガニの成長過程!

タラバガニのグループは一般に、メス親が産卵した大量の卵から生活をスタートさせます。