【2】ディーゼルエンジンの父、ルドルフ・ディーゼル:海上で消えた天才

【闇深】陰謀か?事故か?天才発明家たちの“不可解な死”の数々
(画像=ルドルフ・ディーゼル 画像は「Wikipedia」より,『TOCANA』より 引用)

 ルドルフ・ディーゼルは、ディーゼルエンジンの発明で知られる。蒸気機関に代わる画期的な動力源として期待されたディーゼルエンジンは、世界の産業構造を大きく変える可能性を秘めていた。そして、ディーゼルは1913年、SSドレスデン号での航海の途中で謎の失踪を遂げた。彼は夕食後、自分の客室に戻ったのを最後に姿を消した。数日後、北海でディーゼルと思われる腐乱死体が発見された。

 ディーゼルの死は自殺と言われているが、他にも石油会社が自社の利益を守るために暗殺したという説、ディーゼルエンジンが海軍力のバランスを変える可能性を恐れたライバル国が関与したという説、多額の借金を抱えていたディーゼルが失踪を偽装したという説など、様々な憶測が飛び交っている。