以下は私論であるが、女性のSTEM分野への進出を促進するためには保護者世代の意識改革を行い、性別を越えて多様な人材が実力を発揮できる場を整備していくことが重要ではないかと考える。

女子枠をめぐる議論は市井でもアカデミアでも今後さらに白熱しそうだが、安易な結論は避け、丁寧に議論を深める姿勢こそが求められるだろう。

※ 本記事における論文の日本語訳は著者による仮訳・意訳であるため、正確なニュアンスは原文の精読を推奨する。なお、翻訳にあたって一部ChatGPTを活用しているため、その旨を開示する。

【参照論文】

Yokoyama, H. M., Ikkatai, Y., McKay, E., Inoue, A., Minamizaki, A., & Kano, K. (2024). Can affirmative action overcome STEM gender inequality in Japan? Expectations and concerns. Asia Pacific Business Review, 30(3), 543–559.