携帯電話の販売の会社で働いていた時は「これホンマの値段はいくらや?」とか「セットでイヤホンマイクつけてや。原価安いんやろ?」みたいに言われたりした。いざ買っていくと「あれやけど買った後に調子が悪い。別の新品に変えて」みたいに言ってくる。

自分の経験から感じたこととして、「値切り交渉」という時間も手間もかかる面倒な作業を少額を浮かせるために使ってしまう「時間単価の低い人」は、クレームという非常に面倒な作業も軽々出来てしまう可能性が高いということだ。しかし、それをされるとこちらはたまらない。だから潜在的なクレーマーの可能性を感じ取ると、その相手に売りたくなくなってしまうのだ。

以上の話はあくまで自分の過去の経験から導き出した持論だが、まったく外れているわけではないと思っている。特に経営者やフリーランスなど、時間単価を意識する属性の人は販売する相手は吟味した方が良いだろう。

 

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