そして、「能登ウヨ」という言葉は、明確に【能登の被災地に居る者】に対して発信されてきた例が中心的という現実があります。それと同時に「ネット上で能登半島地震を利用して被災者含む誰かに絡む」のような用語法もありますが、前者の意味を無視して取り上げるべき現実はありません。

つまり、鈴木英生記者の理解によるならば、毎日新聞記事は、その現実を歪めて異なる用語法に改造した記事が書かれているということになります。

そもそも、何ら限定の無い「被災者を叩く者」だったら、記事タイトルの「背後から撃つ者」とは、なんだったのか?

原語の意味は「本来味方であるハズの者から裏切られる」という意味であり、物理的・観念上のものを問わず同じ集団・環境に居る者から攻撃されるという意味でしょう。

鈴木英生記者の指摘は、それが妥当であるか否かを問わず、当該毎日新聞記事の構造的問題を改めて浮かび上がらせるものであり、貴重なものと言えるでしょう。

※追記:鈴木記者が「「能登ウヨ」が被災者を指して使われる言葉と知った以上、あの記事が私の投稿で拡散されるべきではない」と考えたとしていました。

編集部より:この記事は、Nathan(ねーさん)氏のブログ「事実を整える」 2025年1月13日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「事実を整える」をご覧ください。