棚に置かれた薬箱が、ここがかつて薬問屋だった名残。下毒丸、痰咳丸など各種の薬が用意されています。
お庭を眺めながら食事をすることもできました。
いろいろと旧家を眺めて回っていたら食事がやってきました。こちらで頂いたのは宮崎名物チキン南蛮。やわらかな若鶏の肉にタルタルソースが絡まっていい味出してくれています。これも宮崎名物のマンゴージュースも絶品でした。
飫肥の中心だった飫肥城跡へ宮崎名物を堪能し、こだまさんを辞去。裏手にあった蔵カフェをのぞいて、いよいよ飫肥城の近くに向かって歩いていきます。
飫肥はかつて伊東家の城下町として栄えました。一時期は九州全土の制圧を目論む島津家と確執があり戦いの舞台ともされてきた場所です。現在、城はありませんが広大な城跡が伊藤家の権威を物語っています。
白壁の隅に杉の木が建っています。この杉は四隅に立っており、その交叉点上に石が埋められています。これらの杉は「しあわせ杉」と呼ばれており、この交叉点に立つと四隅の杉から幸せのパワーがもらえると言われています。その説明の立て看板を見てすぐこの場所に立ち、しばらくの間パワーを独り占めしていました。
城内には明治時代に外交官として活躍した小村寿太郎生誕の地の碑が建てられています。城の外には記念館もあり、小村が町を代表する偉人であり今日もなお讃えられていることがわかります。
飫肥城の目の前に広がる小京都飫肥城を出てすぐ、東南側にかつての城下町の様子を偲ぶことができる街並みが広がります。この風情ある町並みは九州の小京都と呼ばれ親しまれています。
ここは横馬場通り。かつて武家屋敷の並んでいた城下町です。こんな風情ある町並みを歩いていると江戸時代にタイムスリップしたかのような錯覚に陥りますね。