野菜のカルパッチョの美しさに驚き。野菜はアルページュの菜園から運ばれてくるそうです。ドレッシングは、出汁の様な旨みを感じつつ、ポン酢の様な柑橘の爽やかな味も。
野菜のお寿司の酢飯のお米は、日本のコシヒカリを使っているとか。ただし、イタリアのリゾットの様に洗米しないで炊いた感じの、なんとなくざらっとした食感。きっとフランスの野菜にはこういうのが合うのでしょう。
ソースは、カラマタという種類のブラックオリーブから作った旨みの強いもの。お醤油の代わりだから、ブラックオリーブを使ったのかなと思いました。野菜、ご飯、ソースが一体となって、やっぱり久しぶりのご飯はホッとして、美味しいなと、自分は日本人だと再認識。この時、旅は10日目で、白いご飯も10日間ぶりでした。
メインの仔羊は、切り分ける前に、2人分くらいのローストしたばかりの塊を持ってきて、見せてくれました。外側は良い感じに焼けていました。
そして、5分後に、一つ目のお皿です、と登場。メインに一つ目って、二つ目があるの?と思いましたが、とりあえず一つ目を。カットされた断面は、理想的なピンク色。肉汁が見えて、キラキラしています。一口食べると、外側がカリッと、また肉質も良いからか、柔らかで、食べやすかったです。
ソースは珍しい、人参のソース。仔羊のジュだけのソースよりも優しい味わいでした。あまりに美味しかったので、帰国してから、仔羊の塊を買ってきて、ソースの再現に挑戦してみたくらいです。
二つ目のお皿がやはり登場。もうお腹いっぱいでしたが、せっかくなので。こちらは仔羊のジュのソース。付け合わせにカブなどの蒸し野菜。アルページュの野菜なので、蒸しただけで、ご馳走なのです。