発言に品格がない横綱は彼のボスになるトランプ氏ですが、近年、世界のトップクラスの人の発言でも暴言と思われるようなケースは多々見受けられます。人のことをアホウ呼ばわりするわけですが、モノには様々な考え方とアプローチの仕方があり、9割間違っていても1割の先見の明があるかもしれないのです。それをSNSの威力と人気を背景に相手の人格を叩き潰すことは言葉の暴力を通り超えて戦争に発展しかねないのです。そういえば北朝鮮が外交向け発信をするにあたり、暴言を考える部署があり、酷ければひどいほど金与正氏が喜んで発信するという話があります。その点からすればマスク氏は私からすれば与正氏と同じ括りということになります。

トランプ氏インスタグラムより

CESでみせたホンダの2つの顔

世界最大のテクノロジー展示会、CES(もともとはConsumer Electrics Showの略称)が今週ラスベガスで開催されており、知り合いがピッチ(一種のプレゼン)をするので行きたかったのですが、残念ながら留守番となりました。その代わり気になっていた2つの車、ソニー・ホンダの「アフィーラ1」とホンダのゼロシリーズの情報を頂きました。ソニーの十時社長のプレゼンテーションは申し訳ないけれどモノトーンなしゃべり方で顔の表現もなくて心に残らなかったのです。俳優は顔の表情も重要な演技力ですが、CESでプレゼンするなら経営者と言えどもある程度は意識するべきでしょう。

個人的にAFEELAに期待を寄せていたのですが、クルマのプレゼンをしたホンダ出身のソニー ホンダ モビリティ社長の水野氏も時間の半分を予約のこととか価格の事に費やしてしまったのが残念。そんなことは自分で調べられるのでもっと車の特徴を述べるべきだったと思います。正直、最も残念だったのが車の外観デザインが他の車と差別化できていない点です。これでは2026年から街中を走ってもoutstanding にならないのです。あと感覚的には車体が小さいように感じます。車内空間の利用価値を考えるならもう少し広がりあるイメージが欲しかったかもしれません。