東日本大震災における復興ではインフラなどは概ね8年程度かかりました。住宅は数からみれば概ね復興され、当初の仮設住宅居住者は福島県を残すのみとまで減ってきています。宮城、岩手の復興は早かったかもしれませんが、原発問題があった福島は仮設住宅からは退去したとしても実質的には同じ形での復興はしないのでしょう。

同様に能登震災も厳しい現状にあると思います。もちろん復興は進めなくていけませんが、地震の巣であることがわかっている中で2方向非難の選択ができない山間部でそのまま復興を進めるがよいのかは自治体の将来的なライアビリティ(過失責任)の問題が生まれてくると思います。

私が天災を意識し始めたのはこの10年ぐらいかもしれません。我々は一年の間に春夏秋冬を感じ、時に寒く凍えながらも暑く太陽が照り付ける日もあるというサイクルが当たり前のように繰り返されると思っていました。が、少しずつその歯車はずれ、異様に暑い夏、そして先日は年を超えた紅葉のニュースもありました。ここバンクーバーも本来なら12月には寒波が一回ぐらい来るのですが、今年はまだ一度も氷点下になっていません。ロスの森林大火災も本来なら夏に起きやすいものがこの時期に起きたというのが私には衝撃であります。

地震、台風、ハリケーン、洪水、山火事、竜巻…過去起きたことがないような様々な自然災害が突然襲ってくる、こんな時代において我々はどうやってわが身を守るべきなのでしょうか?

私はまず自分が必要とする様々な重要情報やデータは紙から電子化に切り替えるようにしています。そうすることでパソコンなりスマホが一つあれば必要最低限の情報はすべて引き出せます。私はパソコンとスマホは切り離して考えるべきと思います。なぜなら災害時にスマホをなくしたり、壊したりする可能性があり、その場合、データへのアクセスが難しくなるからです。ところがパソコンの場合、データはクラウド上ですから誰のどのパソコンからでも欲しい情報はアクセスできるのです。よって気になる方は重要電話番号をパソコンのクラウドを使ってインプットしておいた方がいい気がします。LINEはパソコンでもできるので大丈夫だと思います。