インガストーンの保存と課題

　インガストーンは、その長い歴史の中で保存状態が悪化している。20世紀半ば、周辺の石がパライバ州の州都の道路舗装に使用され、多くの遺物が失われた。また、風化や気象条件の影響で彫刻の厚みが減少し、多くのシンボルが見えにくくなっている。こうした状況は、インガストーンが貴重な文化財であると同時に、その保存がいかに困難であるかを物語っている。

　インガストーンはブラジル国内外の研究者や観光客にとって魅力的な遺跡であり、その独自性が認識されている。しかし、これを保護するための取り組みはまだ十分ではなく、今後の保存活動が急務であると言えるだろう。

　インガストーンは、古代の技術や文化、さらには宇宙や天文学との関係を考えるうえで、極めて貴重な遺産であることは間違いない。その謎が解き明かされる日を心待ちにしたい。

※参考動画

提供元・TOCANA

【関連記事】
・初心者が投資を始めるなら、何がおすすめ？
・航空機から撮影された「UFO動画」が公開される！ “フェニックスの光”に似た奇妙な4つの発光体
・有名百貨店・デパートどこの株主優待がおすすめ？
・ネッシーは巨大ウナギではない！ 統計的調査結果から数学者が正体を予測
・積立NISAで月1万円を投資した場合の利益はいくらになる？