■ジェイ・パロの事例
ラジオ番組のパーソナリティーであるジェイ・パロは1967年5月のある日の早朝、ニューヨーク州北部の自宅の周辺を散歩していた。
暗い路地を歩いていた彼女は、どこからともなく黒い服を着た女性が近づいてくるのに気づく。
そして突然、黒いキャデラックがやってきて急停止し、ドアが開いた。中から出てきたのはダークグレーのスーツに身を包んだ東洋人風の男で、不敵な笑みを浮かべていたのだった。
ニヤっと笑う男は、ジェイの手を握り「私はアポルです」と言った。ジェイによればアポルの手は冷たい死体の手のようであったという。