2014シーズン、J2に降格した磐田で37試合2ゴールと出場機会を伸ばし、翌2015シーズンにはチームをJ1昇格へ導く活躍を遂げた。その後はオランダ、ベルギー、カタール、韓国と4か国の海外クラブを渡り歩き、持ち前のパスセンスに加え戦術理解や守備面で大きく成長した。2022年夏にヴィッセル神戸へ移籍すると、チームのJ1残留に貢献。2023シーズンに移籍した北海道コンサドーレ札幌ではレギュラー奪取出来ず苦しいシーズンを送っていた。限られた時間でインパクトを残せる天才レフティーの去就に注目が集まる。
MFエゼキエウ
7人目はサンフレッチェ広島に4シーズン所属したMFエゼキエウ(26)。MF本田圭佑がプレーしたことでも知られるボタフォゴ(ブラジル)の下部組織で育ったエゼキエウは、持ち前のスピードや相手を置き去りにするドリブルを武器にブラジルリーグのビッグクラブでプレーした実績を持つ。
2020シーズンに広島へ移籍すると初年度こそ15試合出場2ゴール1アシストに終わるも、翌2021シーズンにはJ1リーグで全試合(34試合)に出場し4ゴール2アシストを記録した。当時広島の監督だった城福浩氏の下で苦手の守備面を磨き上げ、攻守にわたって活躍した。その後は度重なる怪我と共に出場機会が減少。2024シーズンもJ1リーグで9試合の出場に留まり、契約満了となっている。
怪我無く稼働することが出来れば、間違いなくJリーグでもトップクラスとなり得るポテンシャルを秘めているだけに、エゼキエウの契約満了は広島サポーターから惜しまれている。