「沈黙は金」の由来

(画像=『FUNDO』より引用)
ここからは「沈黙は金」の由来を解説します。
西洋のことわざ「沈黙は金、雄弁は銀」
「沈黙は金」は西洋のことわざから来ているとされています。
そのことわざというのが「Speech is silver, silence is golden.」です。
この言葉を直訳すると「沈黙は金、雄弁は銀」という意味となります。
「沈黙は金」はその前半部分から来たことわざです。
ちなみに、このことわざは英国の思想家・歴史家として知られるトーマス・カーライルが『衣装哲学』にて広めた言葉なのだとか。
西洋では古くから沈黙に関することわざが作られており、聖書をはじめとする古い書物でも沈黙を称賛する言葉が見られます。
「沈黙は金」もそういった背景から生まれたことわざの1つと言えるでしょう。
銀のほうが価値があったとする説
「沈黙は金、雄弁は銀」ということわざが広まった時代、実は金よりも銀の方が価値があったとされています。
そのため、「沈黙は金、雄弁は銀」ということわざは雄弁の方が沈黙よりも価値があると解釈されることもあるようです。
ただし、現代では雄弁よりも沈黙の方が価値があるという意味で「沈黙は金」が使用されているため、使用する際には注意が必要となるでしょう。