■年によって金属の含有量が変わるため

なぜ貨幣だけに製造年の刻印があるのか。その問いの答えは、日本銀行券の製造を行う国立印刷局の公式サイトに記載されている。

それによると、昔の貨幣は金や銀などの高価な金属から作られており、製造年によって中に含まれる金属の量がかなり違ったという。そうなると、何年に作られたものであるかによってその品位(価値)が違ってくる。

金属でできた貨幣は何十年という長い間使用されるため、その価値を明らかにするために製造年を刻印するようになり、その名残で現在も製造年を刻印しているそうだ。