毎年この時期になると「年末ジャンボ宝くじ」で一攫千金を夢見る読者も多いのではないだろうか? しかし、高額当せんを果たした人々が必ずしも幸せになるとは限らないのが宝くじだ。たしかに、人生が大きく変わった人が多いようだが、それが必ずしも良い方に向かうとは限らないのだ。しかも、そのような人々には驚くほど多くの共通点があることも興味深い。

■19歳の高額当せん者の転落人生

 英国のゴミ収集員だったマイケル・キャロルは、19歳だった2002年に購入した宝くじが当選し、14億円相当の賞金を手にした。だが、それが彼の悲惨な人生の始まりだった。

 豪邸に引っ越し、金の宝石を買い、贅沢三昧の日々を過ごした。だが酒と麻薬とギャンブルに溺れる生活が始まり、気がつくと麻薬とアルコール中毒になっていた。そして当せん金は10年のうちにギャンブルで使い果たし、妻子にも逃げられた。

宝くじ高額当せんで“地獄に堕ちた”人々6選!重病、ヤク中、命を狙われ… 不幸になる人の共通点とは!?
(画像=画像は「Mirror」より引用、『TOCANA』より 引用)

 さらに麻薬所持により刑務所暮らしとなり、出所後に2回自殺未遂を図る。その後、キャロルはスコットランドのクッキー工場に就職し、週にたったの300ドル(3万円)相当の稼ぎで生計を得ることに。

 当せんした当時は未成年だったキャロルだが、人生経験の不足によって大金を有効に使う道も考えず、酒や麻薬など快楽に溺れる道へと堕ちてしまったのだろう。