2024年はある意味、円安を通じて日本と世界の対比がよく見えた年だったと思います。一部の企業経営者がそれに気がつき、今、猛然と攻めの姿勢に転じている、それが私の見た24年後半の動きでこれは25年一年を通じてより活性化していくとみています。つまり、25年は日本企業の経営スタンスが更に積極的に生き残り競争を展開すると予想しています。
雇用は引き続き保証されるもののリスキリングで労働者自身の生存競争が激しくなるとみています。完全失業率は10月で2.5%。いいじゃないか、と日銀は思うでしょう。これからはロボットとAIがこの雇用市場に入るので失業率は実質的には上昇するのです。ところが完全失業率は仕事を諦めた人はカウントされないのです。私は社会からはじき出された人が相当数いるとみています。雇用統計だけでは見えない社会のいびつさは捉えるべきでしょう。
では今日はこのぐらいで。
編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2024年12月30日の記事より転載させていただきました。