FW編3人目は、U-17日本代表のFW大石脩斗(2年)を挙げる。恵まれた体格を生かしたポストプレーが特徴。相手DFを剥がす鋭い動き出しも備えており、両足やヘディングでのシュートも得意だ。そのスケールの大きさから「大迫勇也2世」とも呼ばれている。伸びしろ十分の2年生FWは、今大会でも大きな衝撃を与えてくれるだろう。
山下景司(熊本県:大津高校)
高円宮杯プレミアリーグWESTで大会得点王(20得点)に輝き、大津高校を初のプレミアリーグチャンピオンに導いたFW山下景司(3年)。スペースを見つける能力に長けており、相手DFとの駆け引きでは高校生らしからぬ技術を見せ、決定力にも優れているプレーヤーだ。今大会の熊本県予選でも準決勝・決勝と2試合連続ハットトリック(1試合3得点)挙げている。
加藤隆成(岐阜県:帝京大可児高校)
FW編の5人目には帝京大可児高校からFW加藤隆成(3年)を挙げる。1年次より強豪・帝京大可児の10番を背負い、入学後は全ての学年でインターハイ(夏)と選手権大会(冬)を経験している。相手DFの背後をとる動き出しに加え、秀逸な得点感覚が特徴。今大会の岐阜県予選でも、出場した5試合で21ゴールと圧倒的な得点力を見せつけた。全国大会を誰よりも知る男が高校最後の集大成に花を添えることが出来るのか。
MF編
嶋本悠大(熊本県:大津高校)
MFの1人目は大津高校MF嶋本悠大(3年)を挙げる。今年の高円宮杯プレミアリーグで日本一に輝いた大津で攻守の要として活躍している嶋本。足元の技術力や戦術眼が優れている点も武器であるが、何より90分ハードワーク出来る献身性が高校生の中で群を抜いている。夏には複数Jクラブの練習参加も経験しており、来季からJ1の清水エスパルスに内定している。初の冬の選手権制覇に向け大津のキーマンとなるだろう。