SNSでは、よく海外の飼い主が、筋肉質でゴツいイヌ「ピットブル」の画像や動画を投稿しています。

しかし、このピットブルは、一部の国で所有自体が禁止されているほど、「危険で凶暴なイヌ」と見なされています。

では、このピットブルはどういった経緯で生み出されたのでしょうか。

またなぜピットブルはこれほどまでに人気なのでしょうか。

目次

  • 闘犬として生まれた「ピットブル」
  • ピットブルが引き起こした咬傷事故

闘犬として生まれた「ピットブル」

このSNSの投稿は、多くの人々に衝撃を与え、瞬く間に拡散されました。なぜそんなに話題になったのでしょう。

動画では小さな子供が、手に持っているペットボトルで灰色(グレー)のイヌを殴っているのが分かります。

これはイヌを怒らせ、子供が噛みつかれるかもしれない危険な行動ですが、投稿を見た人々は、イヌの犬種にも注目しています。

この叩かれたイヌは、「アメリカン・ピット・ブル・テリア」という犬種であり、単に「ピットブル」とも呼ばれます。

そしてこのピットブルは、強い闘争心と攻撃性、一度噛みつくと相手が死ぬまで離さない傾向をもつ「危険な犬種」として有名です。

だからこそ人々は、「ピットブルの頭を殴るなんて、なんて命知らずな子供なんだ!」と驚きを隠せないのです。

では、度々話題に上るピットブルとはどんな犬なのでしょうか。

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アメリカン・ピット・ブル・テリア。またはピットブル / Credit:Wikipedia Commons

ピットブルは、体高45~53cm、体重15~27kgの中型犬であり、筋肉質でたくましい体つきをしています。

また短く滑らかな被毛が特徴的であり、色はブラック、グレー、ブラウン、ホワイトなどと様々です。