金属製のコースに電極棒を接触させないよう慎重にゴールまで進め、接触してしまうとブザーが鳴ってOUTになるこのゲーム。
これは海外では「バズワイヤー(buzz wire)」、日本では「イライラ棒」として知られており、皆さんも市販のおもちゃで遊んだことがあるかもしれません。
しかし英リーズ大学(University of Leeds)はこのほど、英国の権威ある医学雑誌『
ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)』のクリスマス特集号として、医療従事者の中でどの専門が最もイライラ棒に優れているかを実験しました。
その結果、外科医がずば抜けてうまかったのですが、その反面、外科医はゲーム中に悪態をつく回数もダントツだったようです。
研究の詳細は2024年12月20日付で医学雑誌『BMJ』に掲載されています。
目次
- 医療従事者の中で「イライラ棒」が一番うまいのは誰?
- 外科医がトップだったが「悪態をつく回数」も断トツ
医療従事者の中で「イライラ棒」が一番うまいのは誰?
日本における「イライラ棒」は1990年代に放送されていたバラエティ番組「ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー これができたら100万円!!」の人気企画として始まりました。
ただイギリスでは類似のゲームが1950年代から存在しており、こちらは「バズワイヤー」の名前で広く知られています。
どちらも金属製のコースに棒が触れるとOUTになる点では同じですが、主に2パターンに分かれます。
1つは並行に並んだ金属製のコースの「間」に棒を通していき、左右のコースに当たらないようゴールを目指すパターン。
もう1つは棒の先端が輪っか状になっており、それを1本の金属製コースに通していく形でゴールを目指すパターンです。
パラエティ番組などではコースに触れると電流がビリッと流れたり、火薬が爆発するなどのギミックが用意されていましたが、市販で遊べるものは基本的にコースに触れるとブザーが鳴るのが主流になっています。