「猿も木から落ちる」の類義語

「猿も木から落ちる」とはどんな意味?その用い方や類義語を解説
(画像=『FUNDO』より引用)

ここからは「猿も木から落ちる」の類義語を紹介します。

河童の川流れ

「河童の川流れ」は、その道に長けた者でも時として失敗することがあるということを例えたことわざです。

言葉自体は泳ぎに優れた河童でも時には川に押し流されてしまうことを意味します。

転じて、達人や名人でも失敗することがあることを指すようになりました。

その点が「猿も木から落ちる」とほぼ同じだと言えるでしょう。
単語も「猿=河童」「川流れ=木から落ちる」と共通点が見られます。

どちらも優秀な人が失敗することを生き物に例えたことわざです。

弘法にも筆の誤り

「弘法も筆の誤り」は、その道の名人や達人と呼ばれるような人間でも時には失敗することがあるということを例えたことわざです。

「弘法」は弘法大師空海を意味しており、書道に長けた弘法大師であっても書き損じをすることがあることを意味します。

転じて、優秀な人でも失敗することがあることを指すようになりました。

その点が「猿も木から落ちる」と似ているのではないでしょうか。

千慮の一失

「千慮の一失」は、いかに賢者と呼ばれるような人間でも時には間違いを犯すものだということを例えたことわざです。

「千慮」は無数の場面への配慮、「一失」は一度の失敗を意味します。

転じて、十分に考えて準備していても思わぬ手抜かりがあることを指すようになりました。

その点が「猿も木から落ちる」に通ずるのではないでしょうか。