正月のおせち料理に欠かせないもの、それが「伊達巻」です。
ただ、この「伊達巻」はどこから来たものなのでしょうか?
今回は様々な由来を持つ「伊達巻」について解説します。
目次
・「伊達巻」とは
・伊達巻はこんな食べ物
・味付けは東日本と西日本で異なる傾向に
・諸説ある「伊達巻」の由来
・原型とされる「カステラかまぼこ」
・名前の由来は『見た目を引く姿』から?
・着物の『伊達巻』を連想させた事を由来とする名前?
・戦国大名・伊達政宗の好物だったことから来た名前?
・「伊達巻」にまつわる豆知識
・おせち料理に入っている理由
・5月24日は「伊達巻の日」
・まとめ
「伊達巻」とは
まずは「伊達巻」がどのようなものなのか見ていきましょう。
伊達巻はこんな食べ物
「伊達巻」はすり身に鶏卵と砂糖を混ぜて焼き、巻いて棒状にしたものを言います。
渦巻き模様の黄色い「伊達巻」は見た目も華やかです。
そのため、おせち料理などに入れられる食べ物となります。
なお、巻かずにそのまま焼かれたものは「厚焼き」と呼ばれます。
他にも梅の花の型に流し込んで焼いたものは「梅焼き」と呼ばれるなど種類によって呼び名が変わるのも特徴です。
味付けは東日本と西日本で異なる傾向に
「伊達巻」は東日本と西日本でやや性質が異なる食べ物です。
そもそも東日本では「伊達巻」と呼ばれますが、西日本では「の巻」「トラ巻」と呼ばれることもあります。
そのため、呼称からして違うわけです。
味付けに関しても東日本と西日本では微妙に変わってきます。
現に東日本のものは甘さが強めですが、西日本のものは甘さが控えめなのが特徴です。