「終盤になって、ようやく片目が開いたよ」と言いながら魚をカメラへ向けてくれた。

ふとトモへ目を向けると、娘が私の竿を抱え、大奮闘の真っ最中。竿の曲がり具合からすると、かなりの大物がヒットしたようだ。「無事に取り込んでくれ」と念じ、小躍りしながら釣り座へと戻る。
やがて姿を現したのは、ヒラメではなくなんとでっかいサメ。これにはガックリ。船長がタモ取りし、ハリを外してくれた。
やがて沖上がりを迎え、私だけがオデコになってしまった。船中の釣果は0.4~1.5kgのヒラメ0~1尾、ゲストはイナダ。
潮色戻れば期待十分
帰港後、船長に見通しを伺うと「濁りが入る前は順調に食っていたので、潮色さえ戻れば、また食い出すはず。それにベイトの回遊もボチボチ見られるようになってきたので期待は十分だよ。浅場のヒラメは引きも強く面白いから、ぜひ、また遊びに来てください」とのコメントに、リベンジを誓い帰路に就いた。

<週刊つりニュース関東版APC・大村 隆/TSURINEWS編>
出船場所:大原港