「包丁研ぎ」は最短即日で渡す

7階は「ひと手間かける毎日。」として愛用品が見つかるハウスウエアのフロアとなる。新設した包丁コーナーには、約300種類の包丁が並ぶ。包丁研ぎの技術を有する専任スタッフが、最短即日で対応する包丁研ぎサービス(有料)を提供する。

カインズとの「DIY共創」に挑戦する「ハンズ新宿店」
(画像=約300種類並ぶ包丁コーナー、『BCN+R』より引用)

これまでも顧客から包丁を預かって、1カ月後に戻すなどのサービスは行っていたというが、即日対応にしたのは今回が初めて。しかもサービス価格は1400~2400円というから、それほど高くはないだろう。

ほかにも一杯のコーヒーを丁寧につくるハンドドリップ関連のアイテムを充実させたり、ミルが試せるコーナーを設けたりするなど、ひと手間かけることで時間や暮らしが楽しくなることを提案する。

カインズとの「DIY共創」に挑戦する「ハンズ新宿店」
(画像=「コーヒー」もひと手間かけると
暮らしが楽しくなる、『BCN+R』より引用)

都市型初店舗の「カインズ新宿店」

最後の8階の「カインズ新宿店」。通常、売場面積が約1万平方メートルで駐車場を兼ね備える郊外型のカインズに比べ、新宿店は950平方メートルしかない。必然的にアイテム数やテーマは絞り込まれる。

具体的には、「生活者の普遍的なくらしのニーズ」にギュッと絞り込んだ。展開の仕方も工夫し、「ピカピカを極める」(掃除道具や汚さない工夫)、「スッキリ整える」(キッチンや調理、浴室の収納)、「スヤスヤを叶える」(寝具やリラックス用品)、「妄想ラボ」(シーズンやくらしテーマ)と、テーマ別に四つのエリアから構成。くらしのコト軸をテーマに、商品カテゴリを横断的に編集しなおして提案している。

カインズとの「DIY共創」に挑戦する「ハンズ新宿店」
(画像=8階のカインズ初となる都市型
「カインズ新宿店」、『BCN+R』より引用)
カインズとの「DIY共創」に挑戦する「ハンズ新宿店」
(画像=普遍的なくらしのニーズに絞り込み、
カテゴリを横断、『BCN+R』より引用)
カインズとの「DIY共創」に挑戦する「ハンズ新宿店」
(画像=カインズらしく、
DIYエントリー層にもわかりやすい展示、『BCN+R』より引用)

郊外型のカインズを期待して新宿店に行ったら、あれもない、これもないと最初は戸惑うかもしれない。しかし、DIYエントリー層向けに再編集された分かりやすい売り場は、ハンズとはまた違ったカインズらしいDIYの在り方を感じとれるだろう。

なお、ハンズ新宿店のオープンに合わせて、6月27日にカインズとハンズのポイント交換サービスがスタート。カインズとハンズのポイントが、それぞれ1Pで交換できるようになった。カインズと新生ハンズのシナジーにより、新たな便利なサービスが生まれた。「新しいDIYの共創」に向けて歩み出したハンズとカインズを、実際に体感してみるといいだろう。(BCN・細田 立圭志)

提供元・BCN+R

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