ハンズは6月29日、「ハンズ新宿店」をリニューアルオープンした。新宿駅南口の「タカシマヤ タイムズスクエア」2~8階で展開し、8階では親会社カインズの都市型店舗初となる「カインズ新宿店」も同時にオープンした。

カインズとの「DIY共創」に挑戦する「ハンズ新宿店」
(画像=ハンズのフラッグシップ店舗
「ハンズ新宿店」、『BCN+R』より引用)

新生ハンズを象徴するフラッグシップ店舗

2022年3月、カインズは東急不動産ホールディングスの子会社だった東急ハンズの発行済全株式を取得。同年10月から東急ハンズは社名から「東急」を外した新生ハンズとして、新たなコーポレートロゴとブランドメッセージの元に始動した。

「海外を含むハンズ65店舗のうち17店舗を新しいロゴの看板に掛け替えている」とカインズの社長CEOでハンズの会長を兼務する高家正行氏が語るように、ハンズは順次、新しいロゴ看板の変更や改装を進めている。3月は渋谷店の看板を掛け替え、4月以降も、ららぽーと豊洲店、富士見店、湘南平塚店の改装を実施。そうした中でハンズ新宿店は、新生ハンズの本格的なスタートを象徴するフラッグシップ店舗となる。

カインズとの「DIY共創」に挑戦する「ハンズ新宿店」
(画像=カインズの社長CEOとハンズの
会長を兼務する高家正行氏、『BCN+R』より引用)

カインズの高家社長CEOはオープン前日の記者会見で、改装のポイントについて商品とサービス、接客の観点から次のように語った。

「商品では、品揃えやマーチャンダイジングを一から見直すとともに商品カテゴリ間の強弱や再編集を実施。フラッグシップ店らしい尖りや驚きを加えた。サービスでは、名入れや大切なもののメンテナンス、ギフトなどを備え、お客様の毎日の暮らしを一緒につくっていきたい。そして、ハンズ創業以来の強みである専門的で豊富な知識を持つスタッフが、商品カテゴリの強化に基づいて接客していく」

さっそく、新生ハンズの2~7階の各フロアと、8階のカインズ新宿店を紹介していこう。

イベントスペースで「新しい文化の芽」を発信

入り口となる2階ではイベントスペースが出迎える。ハンズが顧客に提供する七つの価値の一つである「新しい文化の芽」を発信していく重要なスペースだ。オープン時は「BOTTO(没頭)」をキーワードに、日常に溶け込んだ瞑想関連のアイテムを集め、本格的なメディテーションポッド体験もできる。マインドフルネスな世界観を演出している。

カインズとの「DIY共創」に挑戦する「ハンズ新宿店」
(画像=「BOTTO(没頭)」をテーマに本格的な
メディテーションポッド体験も、『BCN+R』より引用)

もう一つ特徴的なのが、2階左側に展開するカードやラッピング、バルーンコーナー。「毎日が記念日」として、大切な人との記念日を充実させるためのアイテムを集めた。天井まで高く展示したグリーディングカードの取扱数は約2000種類に上る。バルーンも約250種類を用意し、記念日やギフト選びを彩る。さらにラッピングコーディネーターが、包み方などをアドバイスしてくれる。

カインズとの「DIY共創」に挑戦する「ハンズ新宿店」
(画像=2階のグリーディングカード、『BCN+R』より引用)
カインズとの「DIY共創」に挑戦する「ハンズ新宿店」
(画像=約250種のバルーンも販売、『BCN+R』より引用)

もちろん、シーズンに合わせたレイングッズの展示のほか、バッグや財布の小物、生花・切り花なども扱う。

カインズとの「DIY共創」に挑戦する「ハンズ新宿店」
(画像=バッグも豊富に品揃え、『BCN+R』より引用)