やはり重要なのは、密なコミュニケーションを取ることのようだ。逆にいえば、我々が家族の立場で介護施設に預ける場合や、利用者・入居者として利用する場合も、施設の職員たちときちんとコミュニケーションを取る必要があるということだ。まずは相談というかたちでこちらの要望を伝えることから始め、施設側の状況や職員側の都合も踏まえたうえで、歩み寄っていく姿勢も大事なのかもしれない。施設側や職員側が、こうしてもらえるとありがたいということや、こういうことはやってほしくないということを、我々のほうから積極的に聞いていくぐらいのスタンスがあるといいのではないか。
ただA氏も、書き込みの終盤である「お前達家族にはお前家族にしかできないこともあるから」以降の言葉には、投稿主の意見に納得できる部分もあるそうだ。
「書き込みの最後の部分に関しては共感できる部分があります。家族にしかできないことがあり、それは数十分の面会でもご入居者にとってはどんなイベントよりもうれしいことであること。普段あまり会話や表情の変化の少ない方でも、ご家族様と会われるときは笑顔でたくさんお話しされている場面を、実際に何度も見させていただいています。ご入居者様の安心できる生活の提供とご家族様の負担軽減、どちらもこの仕事の役割であると思います」(同)