24日のクリスマスイブは25日当日、「完璧なクリスマス」に向かって、最終調整が続く日だ。

この時、「クリスマス=家族が一緒に過ごす」のが「完璧なクリスマス」の重要な要素となる。ここに力が入りすぎるあまり、家族内の喧嘩、失望、涙・・・などのドラマが繰り広げられる。

24日以降は、テレビでも特別番組が花盛りとなっていく。テレビやラジオで教会での聖歌隊の歌声が放送されるようになり、ラジオをつけっぱなしにしておくと、自宅にいるだけで、クリスマス気分になれる。

クリスマススピリット

「クリスマス気分」と書いたが、人口の60〜70%がキリスト教徒のカテゴリーに入る英国で、クリスマスとは「キリストが生まれた日」であり、原則キリスト教のセレモニーである。

ただし、キリスト教徒ではない英国民もクリスマスを祝う。

キリスト教徒にとってはキリストの誕生を祝い、愛、喜び、家族、そして与えることについて考える機会と言われている。

「愛、喜び、家族、与えること」。このような気分が充満してくる時期である。

25日はどうする?

クリスマスまでに、すべて整ったとしよう。家族とも喧嘩別れせずに、25日の朝を迎えたとすると、それだけで、もうラッキーである。

クリスマスの朝、伝統的な行動としては、「教会に行く」ことがあげられる。

ちなみに、筆者はキリスト教徒ではないが、キリスト教徒の家人とともに近くの教会に行く場合が多い。行かない場合は、家人が教会に行っている間に、テレビでクリスマスミサをテレビで生中継しているので、それを見ている。

家人が教会から帰ってきたら、七面鳥や野菜などの調理に入る。既に下ごしらえはしてある・・・はずである。

「クリスマスディナー」と呼ばれるランチは七面鳥のロースト+野菜が基本だが、この時、テーブルの上に置かれた「クリスマスクラッカー」を家族で引っ張り合う場合もある。

英国在住20年のライフコーチ、ライター、マクギネス真美さんによると: