クリスマスがもうすぐやってくる今、英国はクリスマス休暇の時期に入っている。25日まで、どのような流れになるのかを紹介してみたい。

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クリスマスの準備はいつ始まる?

クリスマスが好きな人は「毎日がクリスマス(あるいはその準備の日)」となるが、毎年、秋以降になると商店街にクリスマスの飾り付けが始まる。「ああ、もうこの時期がやってきたか」と感慨深くなるが、「まだ10月なのに!早すぎるよ」と小言を言う人も出てくる。

11月後半から12月に入ると、雑誌にはクリスマス特集が掲載され、スーパーの棚にもクリスマス商品が増えていく。

クリスマス商品とは何かというと:

主として

クリスマス用の食品(お菓子、ドリンク類、通常の食品の大型版、ディスカウント版) クリスマスプレゼント用のラッピング材、バッグ、カード クリスマスリースなど、部屋の飾り付け材料

など。

百貨店もクリスマス商戦に入り、店内の飾り付けを変え、プレゼント用商品の陳列をする。

普段家族と離れている人は、家族のところに帰るための交通手段を調整する。

クリスマスカード

日本の年賀状に相当するのが、英国のクリスマスカードだ。文房具店、書店、チャリティーショップと呼ばれる中古品を販売するお店などで買う。

郵便局はクリスマス用の切手を販売しているので、気が利いた人はこれを使ってカードに貼る。

クリスマスカードは数枚のセットで販売されていることが多いが、肝心な点は「チャリティーかどうか」。価格の一部が何らかの慈善組織を支援するために使われるかどうか。クリスマスの時期であるからこそ、自分のためのみならず、誰かを助けるために貢献できることが望ましい。

クリスマスカードは紙媒体であり、より環境に負荷をかけないため、多くの企業が電子カード(メールアドレスに送られてくる)にしているようだ。

しかし、経費節約という面も大いにあるだろう。カード自体の価格の上に、切手代がかかる。切手には通常2種類あって、「ファーストクラス」か「セカンドクラス」。ファーストだとすぐに着き、セカンドだとより日数がかかる。