バンド・エイドの歌詞がアフリカの尊厳にとって「暗すぎた」としたら、かつて、ぼくたちがみな「明るすぎた」歌を人類のために口ずさんだ時代があった。それを覚えていることが、ふたたび価値をもつ日が来るかどうかに、歴史の意義というものもまた懸かっている。

追記(12月24日 10:30) 何度か拙稿に言及して下さっている「kous37」さんが、自分とは逆にリアルタイムで曲に接して、欧米中心の「上から目線チャリティ」に批判的だった立場から応答を寄せてくれた。ぜひ、こちらもどうぞ。

クリスマスに「アフリカに対するチャリティ」とか日本の「どこにも行けない少女たち」とかについて考えたりしたこと|kous37
12月24日(火)晴れ 今日は12月24日、クリスマスイブ。とりあえず自分には関係ないので今日そのことについて書くつもりはなかったのだが、與那覇潤さんの下の投稿を見て、ちょっと自分でも書いてみようかなと思ったので書いてみる。 ここで取り上げられているのは1984年12月にリリースされたアフリカ救済チャリティプロジ...

(ヘッダー写真は、オリジナルのPVより)

編集部より:この記事は與那覇潤氏のnote 2024年12月24日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は與那覇潤氏のnoteをご覧ください