■静岡の知名度、圧倒的だった…
今回の調査結果を受け、紀文の担当者は「静岡県には黒はんぺんという名産品があります」「(黒はんぺんは)さば や いわしなどの赤身系の魚のすり身を使用していて、食感もしっとりとしています。静岡おでんの具としても有名で、そのまま食べるのはもちろん、フライなどにしても食べられているようです」と、説明する。
じつは以前、紀文でも「はんぺんの認知度」に関する都道府県別の調査を実施した経験があるようで、その際も「黒はんぺん」の認知度は静岡がぶっち切りで高かったと判明。
担当者は「ちなみに認知度の順位は、静岡と隣接する山梨、愛知と続いています」とも補足していたが、それでも静岡とは倍近い差が開いていたそうだ。
今回は地域ごとの回答結果を都道府県でなくエリアでまとめた影響か、静岡を含む中部エリアの「黒はんぺん」回答割合も2割弱と、そう多くはなかった。
こちらに対し、紀文の担当者は「おそらく今回『黒はんぺん』を連想された方の多くは、静岡県の方だと思います」と推測していた。