4. 見どころが多すぎて時間がない!久保惣記念美術館
午後に訪問したのは久保惣記念美術館です。もともとは泉州で綿業を営んでいた久保惣株式会社の建物。明治から続いた100年企業でしたが、昭和52年に廃業となり、和泉市に寄贈されました。
同時に久保惣が収集していた古美術品のコレクション500点も寄贈されています。
和泉市は寄贈された久保家本宅跡地を美術館にリノベーションして、昭和57年に久保惣記念美術館が誕生しました。
その後、平成9年に美術館新館が新たに寄贈され、加えて音楽ホールや市民ギャラリー、市民創作教室、研究棟が追贈されたために、5,000坪の敷地面積を持つ大きな美術館となっています。
コレクションも最初の古美術品に加えて追贈が続いており、現在は11,000点の収蔵品があり、その中には2件の国宝と29件の国の重要文化財を含みます。
美術館の入り口は新館の前になります。美術館の学芸員によるレクチャーの後に見学しました。新館の一部は撮影が許可されているので撮影しました。新館は西洋近代画家、中国の工芸品を展示しています。
本館に向かう途中は小径になっています。小道を歩くと庭になっていて、本館まで5分くらいかかります。
本館に行く途中に、久保惣時代にあったと思われる蔵がみえます。現在は和泉市久保惣市民ギャラリーとして利用されています。その隣にあるのがコンサートができる和泉市久保惣市民ホール(Eiホール)です。
本館に到着しました。本館では特別展が開催、訪問時は遊びのすがた「工芸と絵画で見る玩具の美術」が行われており、江戸時代の作品を中心に当時の遊び道具が展示していました。
敷地も広く見どころが多かったので、ツアーでは十分に観覧できませんでしたが、また別の特別展が行われる際にゆっくりと足を運びたいミュージアムです。
和泉市久保惣記念美術館
- 住所:大阪府和泉市内田町3丁目6-12
- 電話番号:0725-54-0001
- 開館時間:10:00~17:00
- 休館日:月曜日
- 公式サイト:和泉市久保惣記念美術館
5. ギャラリーも楽しい、晴れジーナ Halegina cafe
日帰りツアーでは、二手に分かれての見学会でした。久保惣記念美術館を見学するグループとは別に晴れジーナ Halegina cafeに行くグループに分かれていて、前半後半で入れ替わるようになっていました。
Halegina cafeへは、川沿いの遊歩道を歩きます。実際にはもっと近い道があるとのことでしたが、車の通行が多いため川沿いの道を添乗員さんが選び、途中橋を渡りながら向かいます。
紡績工場跡を改装して作られた、Halegina cafeでドリンクをいただいて休憩します。cafeスペースとは別にギャラリースペースがあり、無料で展示物を見ることができます。
ギャラリースペースの名前は河野邸 ART GALLERY & Laboratoireで、訪問時には現代アートの作品が並んでいました。
大きな人の顔の形をしたソファでは顔の中に頭を入れて記念撮影したり、掃除機に人のおしりを合わせて実際に吸い込みができる掃除機など、奇抜に富んだ作品が多数ありました。
晴れジーナ Halegina cafe
- 住所:大阪府和泉市内田町3丁目5-11
- 電話番号:080-3867-6694
- 営業時間:11:00~16:00
- 定休日:月・火曜
- 公式サイト:晴れジーナ Halegina cafe