ショートスリーパーは一般に、1日の睡眠時間が4〜6時間未満であるにも関わらず、翌日の活動に支障がなく、健康上にも異常がない人たちと定義されます。

ショートスリーパーの多くは小児期や若年期から他の人に比べて睡眠時間が短い傾向があり、その体質は一生涯続くとされています。

またショートスリーパーになれば、その分だけ活動時間も増えますから、その時間をビジネス面や創造的な仕事に費やすことが可能です。

それが関係しているかどうかは不明ですが、ショートスリーパーには著名人が多く、ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズなどは1日3〜4時間しか睡眠時間を取らなかったと言われています。

日本の著名人ですと、明石家さんまさんも数時間の睡眠だけで、あれだけエネルギッシュな活動を続けています。

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エジソンは「人間に4時間以上の睡眠は必要ない」と言っていた/ Credit: ja.wikipedia

それから歴史を遡ってみれば、ショートスリーパーの偉人はかなり多く、ナポレオンやレオナルドダ・ヴィンチは1日3時間程度、発明王エジソンも4時間ほどしか眠らなかったそうです。

エジソンに至っては「睡眠は人類の洞窟時代からの遺産に過ぎず、今となっては一晩に4時間以上眠る必要はない」とまで主張しています。

現に彼が発明した白熱電球の普及は、人々の睡眠時間を短くさせることに寄与しました。

こう見ると「歴史的な発明や大きな業績を成し遂げるには、ショートスリーパーになるのが近道なのかも?」と思われるかもしれません。

ただ念のために言っておきますと、睡眠時間が長い人の中にも偉大な著名人はたくさんいます。

代表的なのは天才物理学者アインシュタインで、彼は1日に10時間も睡眠を取っていました。

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アインシュタインは1日10時間寝ていた/ Credit: ja.wikipedia

日本の著名人としては、ゲゲゲの鬼太郎でお馴染みの漫画家・水木しげるも1日10時間睡眠を心がけていましたし、2002年にノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊は1日11時間も寝ていたといいます。