即身仏になるには、非常に過酷で厳しい苦行に耐えなければなりません。
まず、死んだ後に肉体が腐ってしまわないよう、全身の脂肪分をできるだけ削り落とす必要がありました。
そこで僧侶たちは米を含む穀類の摂取を絶って、木の実や葉っぱの芯を中心に食べていたのです。
さらに体の防腐目的として漆(うるし)を混ぜたお茶を毎日飲んでいました。
これにはまた、体の拒絶反応を起こして嘔吐することで、体の水分を少なくする目的もあったといいます。
この恐るべき苦行は約3000日間続き、体が限界に近づいてくると、僧侶は深さ3メートルほどの石室にこもり、完全な断食に入ります。
そして僧侶は読経を繰り返しながら、鈴を鳴らすのです。
なぜ鈴を鳴らすのか?
それはまだ自分が生きていることを外の者に伝えるためです。
この鈴が聞こえなくなったら、僧侶は永遠の瞑想に入ることを意味する「入定(にゅうじょう)」の状態に移ったと判断され、そのミイラ化した肉体が即身仏として祀られました。
シヤラム・ババの生前の生活も形は違えど、仏教でいう即身仏になるための修行に近いものだったと言えるのではないでしょうか。
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参考文献
Who is Siyaram Baba and why he is trending
https://timesofindia.indiatimes.com/etimes/trending/who-is-siyaram-baba-and-why-he-is-trending/articleshow/116234381.cms
Who is Siyaram Baba and why is ‘188-year-old’ man trending on social media?
https://english.mathrubhumi.com/news/india/siyaram-baba-cave-rescue-video-fact-check-188-year-old-man-1.9960410