盟友でもあった中曽根元首相は、将来、使って欲しいという思いで、「終生一記者を貫く 渡辺恒雄の碑 中曽根康弘」の墓碑を贈っています。

「終生一記者」というには、ナベツネさんの正確な表現ではない。「一記者」を相当はみ出した異形の記者でした。それも戦後の混乱期、それに続く戦後社会が生んだ人物でした。現代の政治記者はそれとは、別の生き方をしなければならないと思います。

渡邉恒雄氏 2018年3月、内閣総理大臣安倍晋三、駐日アメリカ合衆国大使ウィリアム・F・ハガティ夫妻と東京ドームにて Wikipediaより

編集部より:このブログは「新聞記者OBが書くニュース物語 中村仁のブログ」2024年12月20日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、中村氏のブログをご覧ください。