1. 公務・教育・保健の平均時給の特徴

    今回は、公共的な産業である公務・教育・保健についての平均時給(労働時間あたり雇用者報酬)についてご紹介しました。

    どの国もこの産業は平均的な時給と言えそうですが、日本は先進国の中でもかなり低い水準となります。

    公務・教育・保健は主要先進国で労働者数のシェアが大きな産業です。

    図5 産業別 労働者数シェア 2019年OECD統計データより

    公務・教育・保健の労働者数シェアは、日本では18.5%程度ですが、アメリカやフランスでは3割近くに達しています。

    一般サービス業と同じくらいの労働者が公共的産業で働いている事になりますね。

    日本はこの分野の労働者が急激に増加していますが、その多くがパートタイム労働者です。

    仕事に対する労働者への対価についてとても示唆的な統計データと思います。

    皆さんはどのように考えますか?

    編集部より:この記事は株式会社小川製作所 小川製作所ブログ 2024年1月12日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は「小川製作所ブログ:日本の経済統計と転換点」をご覧ください。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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