■タイヤのプロは「パンクの放置が原因」
それにしても一体どのような経緯で、タイヤがあのような痛ましい姿になってしまったのだろうか。
こちらの要因について、日本自動車タイヤ協会は「直接的な原因までは、写真からは判断できませんが…」と前置き。その上で、「何らかの原因でタイヤがパンクし、その状態で走行を続けた結果だと考えられます」と、知見を語ってくれた。
通常、タイヤのゴム部分には空気が入っている。しかしパンクによって空気が抜けると、ゴム部分がホイール、および地面に挟まる状態となり、損傷に繋がってしまうのだ。
その名の通り、日本自動車タイヤ協会は「自動車のタイヤ」のスペシャリストである。
このような状態の車両が走行を続けた場合、どのような危険が考えられるか尋ねると、担当者からは「もはやタイヤがほとんど無くなってしまっているため、我々の専門領域外となっております」との回答が。
つまり今回のケースは、タイヤのプロ集団をして「ここまで酷い状態のタイヤ(であった物体)はそう見ない」と言わしめるほど、凄まじい状態だったのだ。
このような危険な運転を避けるためには、タイヤの定期的なメンテナンスの他、早い段階で「異変に気づけるか」が重要である。
車両にパンクが起こった際の症状について、担当者は「操縦不安定になり、音や振動がハンドル越しに伝わってきます。特に前輪のパンクは、こうした症状が顕著で、気付きやすいです」と説明。
続けて、「異変に気付いた際は速やかに安全な場所に停車して、点検をしてください。また、ロードサービスを呼ぶなど適切な処置が必要となります」と、注意を喚起していた。
年末年始の帰省で車を長時間運転するという人は、くれぐれもタイヤの点検を怠らないようにしたい。
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