犬って、独特なにおいがします。くさくはある。でもいいにおいでもある。最初は受け付けませんが、何度か嗅いでいると癖になってくるにおいです。
Xユーザーのペコ丸さんは、そんな犬のにおいを部位ごとに嗅ぎ分け、図にまとめました。背中はおひさまのにおい、肉球はポップコーンのにおい、そしてお尻は……なんと無臭だったそうです。
被験体になったのはペコ丸さんが飼っている柴犬の茶々丸くん。9歳の男の子です。
部位ごとに嗅ぎ分けようと思ったきっかけについて「猫の臭いのを見たことがあり、茶々丸の臭いもやってみようと思いました」とペコ丸さん。
投稿された図によると耳は「ヤクルト」、背中と足の付け根と尻尾付近は「おひさま」、肉球は「ポップコーン」のにおいがしたそう。
肉球がポップコーンのにおい、というのは筆者もなんとなく共感します。実家で飼っているマルチーズからはスナック菓子のにおいがするので。
ポップコーンかスナック菓子かは犬種による差なのでしょう。
なおペコ丸さん的には肉球のにおいが一番のお気に入り。香ばしくて癖になるそうです。
図をパッと見て「犬ってこんないいにおいがするんだなあ」とほっこりした筆者。しかしよく見ると口は「ドブ」、首周りとお腹は「雑巾」と報告されていました。くさいところはしっかりくさいようです。
そして問題は茶々丸くんのお尻。お尻の周りではなく、しっかり穴(以下、※)です。
ペコ丸さん本人が「2024年で一番想定外だったこと」としてあげている通り、なんとここは無臭だったそう。一番くさそうなのに……。
「(※を嗅ぐのは)少し躊躇いはありましたが、この画像を作るにあたり必要でしたので勇気を持って嗅いでみました」(ペコ丸さん)
誰に頼まれたわけでもない、自分の気分で作っていいにおい分布図。それをしっかり※まで把握しようとする探究心に、驚嘆せずにはいられません。筆者ならお尻の周りを嗅いでごまかすと思います。
「嗅いでいるときに茶々丸くんからの抵抗はなかったのでしょうか?」と聞いてみると、ペコ丸さんは「普段からクンカクンカしているので全く抵抗ありませんでした」と教えてくれました。
ただ※だけは普段から嗅いているわけではなかったため「(茶々丸くんは)何してるの?という感じであたふたしていました」と話していました。
まさか犬の※が無臭だとは。ペコ丸さんのお話を伺って探究心が湧いた筆者、今度実家に帰ったら、マルチーズの※を嗅いでみようと思います。
無臭だと、いいな……。
<記事化協力>
「ペコ丸」さん(@pekotaro930)
文・ヨシクラミク/提供元・おたくま経済新聞
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