ラジャーはジャスミンの唯一の友達として幼い頃から一緒に暮らしていますが、研究者らは、人とトラの両方に感染できる細菌に晒されることで「人獣共通感染症」に罹るリスクがあるといいます。
また、いくら懐いているとはいえ、トラの奥底には野生の本能が眠っている。
この本能が呼び覚まされると、ジャスミンも怪我では済まない致命傷を負ってしまうかもしれません。
なんとも夢のない結論ですね…
この調子で、シンデレラ、眠れる森の美女のオーロラ姫、塔の上のラプンツェルがかかりやすい病気についても見てみましょう。
他のプリンセスたちの病気リスクとは?
シンデレラは「呼吸器疾患」の危険あり
シンデレラはご存知のように、父親の再婚相手である意地悪な継母とその3人の娘たちから、召使いのような仕打ちを毎日受け続けています。
特に彼女の掃除シーンを見てみますと、煙突掃除に代表されるように、絶えず粉塵に晒されています。
このことから彼女は「職業性肺疾患(OLD)を発症する可能性が高い」と研究者は診断しました。
職業性肺疾患とは、仕事中に有害な粉じんや化学物質、環境汚染物質などを吸入することで引き起こされる呼吸器疾患を指します。
シンデレラは小鳥やネズミたちと積極的に話していますから、孤独から来る精神疾患の心配はなさそうですが、毎日のように家中の粉塵を吸い込んでいるはずことから、呼吸器疾患の発症が最も懸念されるようです。
オーロラ姫は「床ずれ」が心配される
『眠れる森の美女』に登場するオーロラ姫はご存知の通り、魔女マレフィセントの呪いによって深い眠りについてしまいます。
こうした深い眠りは心血管疾患や脳卒中のリスクを高めると同時に、長時間の睡眠姿勢が続くことで筋萎縮が起こったり、床ずれが起きやすくなると研究者らは診断します。
原作の方では確かにオーロラ姫は100年間も眠り続けるので、さまざまな疾患のリスクが考えられます。