釣っている場所とレンジをある程度観察できたので、ジグヘッドは自作の1.1gタングステンに「mizar ラニーノーズⅡ」のグロー系カラーをセレクトした。

ウキ下からの距離とサビキの釣れている位置、潮の流れを見ておおよそのカウントを計算してキャスト。今回の場合は1.1gだと15~20カウントのレンジと見た。

フルキャストしてレンジまでフリーフォールで落としていくが、時折の風でラインがはらんでいく。アクションを入れた途端にアタリが出て合わせるが、風の影響でアワセが効かない。案の定、ワームだけずらされて帰ってきた。

25cm良型アジを手中

ロングロッドを使えば攻略が可能だが、手元にはいつもの5.1ftのショートロッドのみ。

もう一度キャストし、ロッドを真下にしてレンジを決め、極力ラインに風をはらませないようにする。フォール時は張らず緩めずで狙いのレンジまで落とし、ゆっくりサビくと居食いするようなアタリが出た。

強めに合わせると一気にラインが潮と逆方向に向かって走る。バレないようにドラグを出しつつ抜き上げると、25cmクラスのサビキで釣れているのと同じサイズのアジ!

中紀エリアで晩秋のアジング釣行【和歌山】25cm級アジに加えて良型のメッキをキャッチ良型のアジがヒット(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

良型メッキも釣れた

次も同じレンジに入れて釣っていくと、今度はガツンという気合の入ったアタリ。引きも先ほど同様に強く快感であるが、妙に突っ込もうとする動きが強い。

しかも水圧が大きい堤防の基礎に沿って上がってきたのは、ミニGTと言っても過言ではないサイズのメッキだった。これはこれで嬉しいものの、写真を撮ってリリースしている間に夕マズメの地合いは終了となった。

中紀エリアで晩秋のアジング釣行【和歌山】25cm級アジに加えて良型のメッキをキャッチ秋の深まりと共にメッキもサイズアップ(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

調子良くアジがヒットする展開に

日没後はライト周りを丹念に攻める釣りになる。ジグヘッドを0.4gに替え、漁港内のライト周りを釣っていく。おおよそ1か所で20cmクラスを5匹釣れば次のライトへという形で1時間釣ると効率良くヒットを楽しめた。